冬至のかぼちゃ
~かぼちゃの種類について~
スーパーや道の駅など、様々な形や色のかぼちゃを見かけるようになりましたね。
かぼちゃはナンキンやトウナスとも呼ばれ、名前の由来は、カンボジアから渡来したからともいわれています。
かぼちゃの種類は大きく分けて、日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃの3種類に分けられ、種類によって、形や色が様々です。
日本かぼちゃは、原産地は中米で、戦国時代の終わり頃に渡来し、関東より南の地域で作られ、水分が多くでこぼこの形が特徴です。黒皮栗かぼちゃ、小菊かぼちゃ、などとして売られています。甘さは控えめで、煮崩れしにくいので煮物に用いられてきましたが、嗜好の変化により、最近では西洋かぼちゃが好まれるようになりました。また、最近見かけるようになったバターナッツかぼちゃも日本かぼちゃの一種ですが、水っぽいのでスープなどに向きます。
西洋かぼちゃは、現在売られている物の多くがこのかぼちゃです。水分が少なく甘くてほくほくとして栗のような食感から栗かぼちゃとも呼ばれています。原産地は南米の高原で、日本では北海道、東北が中心で作られてきましたが、現在では関東より南でも作られています。溝の無い“つるっ”とした扁円形で、白っぽい緑色をしています。えびすかぼちゃ、みやこかぼちゃなどとして売られています。スープやサラダに用いられます。
ぺポかぼちゃは、原産地は北米南部の高原で、金糸瓜(きんしうり)と、未熟な実のズッキーニが栽培されています。ハロウィンでおなじみのかぼちゃもペポの品種です。ズッキーニはきゅうりの仲間に見えますが、かぼちゃの仲間で、小さなかぼちゃという意味だそうで、ちょっと意外に思う方もいらっしゃるのでは?
最近ではかぼちゃというとハロウィンのイメージも強いですが、日本では古くから12月の冬至に食べる風習があります。栄養価の高いかぼちゃを食べて、寒い冬を元気に過ごしてくださいね。