いろいろ使える柚子胡椒

いろいろ使える柚子胡椒

最近では、特に若い世代の方には、日本の古来よりの調味料であるわさびやからしよりも、さわやかな香りと辛味の柚子胡椒に人気があります。スーパーマーケットなどでは柚子胡椒風味のスナック菓子も売られています。
新潟県には柚子胡椒とよく似た「かんずり」もありますが、かんずりは雪にさらした青唐辛子より香りが良い赤唐辛子と麹、塩で作られた調味料です。

柚子胡椒は九州の薬味として、山間部で採れる青柚子と辛味の強い青唐辛子と塩を合わせて作られた調味料です。お刺身や湯豆腐などにもともとは使われていたようですが、現在は全国に広がり人気のある調味料となりました。

なぜ、胡椒と名前がついているのでしょうか。
胡椒といっても一般的な洋食やラーメンに使うコショウではなく、九州の方言で唐辛子のことをこしょうと呼ばれていたことからついた名前です。

そもそも唐辛子は中南米で数千年前から食べられ、アフリカやアラブ、アジアなどに広まり発汗作用や食欲の刺激の効果、寒い地域では身体を温める効果のために使われてきました。一時はダイエット効果があると言われてブームになったこともありました。
アメリカではタバスコ、中国の豆板醤など唐辛子を使った調味料が世界各国で使われていますからどんな料理にも合うはずです。

これから寒くなり鍋物やおでんなどに使われるのではと思いますが、和食だけでなく、また添えるだけでなく、ラーメン、肉や魚料理のソースとして、またサラダのドレッシングなど、いろいろ工夫して使って食事を楽しんでください。



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