緑のカーテン
今年の夏は節電対策として、緑のカーテンが注目されました。
日本には古くから軒先に朝顔や瓜を植えて、日差しを遮り、葉の間から流れる
涼しげな風を感じ、花と花に集まる虫や蝶を見て楽しんでいたそうです。
なぜ、緑のカーテンは涼しげに感じるのでしょうか。
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まずは葉で窓を覆い、直射日光が部屋に入るのを防いでくれます。
そして、植物は根から水分を吸収して、葉の気孔から蒸散させる作用で周囲の
温度を下げ、葉の間を流れる風が涼しくなります。さらに、光合成を行う時に、
二酸化炭素を吸って新鮮な酸素を作りだしてくれるので、風が爽やかな感じが
するのです。
緑のカーテン用の植物の中で、ゴーヤが花屋さんで一時期売り切れになるほどの大人気!でした。今年の夏はあちらこちらの窓辺で、ゴーヤが大豊作となりそうですね。
“ゴーヤ”とは沖縄の方言で、事典などでは“にがうり”で記載されています。
ウリ科で蔓性の一年草、インドが原産地、日本には17世紀頃に中国から
観賞用として伝えられました。成熟前の緑色の果実を食用としますが、
独特の香りと苦味が特徴で、好き嫌いの対象となりやすい野菜です。
しかしその苦味は食欲を増進させ、さらにビタミンCが豊富で、夏バテ
防止にも最高な夏野菜です。ゴーヤチャンプルは有名ですが、ジュースに
したり、サラダや和え物にしてはいかがでしょうか?
また、たくさん収穫できて食べきれない時は、わたを取り除き、細かく
刻んでさっと茹でてから冷凍保存をすると、一ヶ月位の保存が可能です。
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大人にしか理解できない?苦味を持った“ゴーヤ”の料理を楽しみ、
暑い節電の夏を元気に乗り切りましょう!