キウイフルーツはマタタビ科?

キウイフルーツはマタタビ科?

国産のキウイフルーツが旬を迎え、果樹園はもちろん、ご家庭の庭にもたわわに実っている様子が見られます。庭先のキウイフルーツをたくさん分けていただいたので、おすそ分けをしに行ったところ、その家の猫が飛びつくように近寄ってきて、においをかいでいました。

キウイフルーツは「マタタビ科マタタビ属」に属しており、マタタビの仲間です。猫が興奮する原因となる成分「アクチニジン」が含まれているのだそうです。猫の個体差にもよりますが、アクチニジンに反応したのでしょう。

キウイフルーツの種類には、果肉がきれいな緑色のグリーンキウイ、黄色のゴールドキウイ、中心が赤いレッドキウイ、そして皮がつるつるで丸ごと食べられる小型の「さるなし」とも呼ばれるミニキウイがあります。いずれも栄養たっぷりの果物で、特にビタミンCが豊富なので、健康への効果が期待されます。また、たんぱく質分解酵素のアクチニジンは、肉にのせておくとやわらかくなり、付け合わせやソースとして一緒に食べると消化を助けてくれる効果があり、風味もよくなります。ビタミンCやアクチニジンは熱に弱いので、生のまま食べることが栄養を効率的に摂取するのにおすすめの方法です。

キウイフルーツの原産地は中国の長江流域で、20世紀初めにニュージーランドに渡り、品種改良されました。国鳥のキウイにちなみ、「キウイフルーツ」と名付けられたといいます。世界を旅してきたキウイフルーツは、健康志向の高まりとともに、私たちの日常に欠かせない存在となっています。



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