なぜ女性は焼き芋が好きなの?

焼き芋屋さんの売り声が聞こえてくる季節となりました。
焼き芋というと、里芋やじゃが芋など芋を焼いたものとなりますが、一般的にはさつま芋を焼いたものです。石焼き芋、つぼ焼き芋、蒸し焼き芋とも呼ばれます。

さつま芋は「くりより、うまい、じゅうさんり」と言われますが、これは「栗(九里)に近い味で、栗より(四里)うまいので九里+四里で十三里」という江戸時代の洒落です。また、さつま芋の産地として有名だった川越が、江戸から十三里の道のりであったからとも言われています。

寒い冬に、ホクホクとして温かい焼き芋はとてもおいしいのですが、なぜ男性より女性に好まれるのでしょうか。
さつま芋の主成分はでんぷんで、加熱によりでんぷんの一部が糖にかわり甘みを増します。米や小麦粉のカロリーより低いので女性にはうれしいですよね。さらに、食物繊維が豊富なので便秘予防、加熱してもビタミンCが壊れにくいという特徴を持っていますので、皮膚への効果もあり、女性の体には必要な食品として、本能的に好まれるのではないでしょうか。

おいしい焼き芋を作るコツは、できれば丸ごとが良く、さつま芋を大きくすることでゆっくりと時間をかけて加熱し、さつま芋に含まれているでんぷん分解酵素β-アミラーゼの働きを長引かせることができるので、甘い焼き芋になります。
これは、さつま芋の天ぷらも同様で、薄切りより厚切りにした方が甘く仕上がります。

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